感動
お昼から夜遅くまで色んな種類の仕事をしてご飯も途中で食べてまた仕事してやっと終わったのが深夜1時。彼氏もスタッフもヘロヘロになっていて、そのあと打ち上げへ。
バーで飲んでて、彼がいい感じで酔ってきたのでこれは私が潰れたらやばいって思ってセーブしながら飲んでた。
酔うとちょうどスタッフは女の子に夢中だったので私と彼で話をしていたら、俺のこと好き?めっちゃ好き?ってずっと聞いてきて、好きやで、うん。めっちゃ。って答えてたら、一人の女の子がタンクトップになって谷間があらわになって、それを見続けた彼氏に怒る。
いよいよ酔いが回ってヘロヘロになってきた彼氏を見て、帰ろうか。ってお会計を済ませた。
わたしと彼は先に帰ったけど
残ったスタッフは始発まで他のバーで飲んでいたらしい。
帰って二人で軽く話して彼が眠そうだったので寝たら?って言うと横に来い、と言うのでメイクもそのままで横に行くとさすがに朝方だったので寝てしまった。
次の日、ちゃんと早く起きれたわたしはシャワー浴びて帰り支度をしていると、彼が起きてきた。
いつも朝は寝ててわたしが家を出ても寝たままなのに。
二人で朝ごはん食べてテレビを見てたらあっという間にお昼前に。
子供から何回かいつ帰ってくんのー?って電話があった。
彼に、帰りたくないの?と言われて
うん。一緒にいたい。
と言うと帰したくない。
って、子供と遊びに行こうって言ってくれた。
すぐに息子に電話して彼が遊びに連れてってくれることを言うとすごく喜んでいた。
子供達は彼にあったことはあるけど、子供にはまだ離婚したことすら話していない。
たまに遊んでくれるおじさんと言う位置にいる。
それは多分わたしと彼が結婚しても変わらないだろう。
彼の車で子供の待つ家に帰り、子供達を迎えに行くと私より早く支度した子供たちはすでに車に乗り込んでいた。
色々話してたみたい。
子供は引き取らないと言った彼だけど子供が嫌いなわけではないから雨の中アウトドアで一緒に一生懸命遊んでくれた。
子供たちも楽しそうに雨の中喧嘩したり歌を歌いながら歩いてた。
彼と話しながら子供達と遊ぶ。
私が元夫とやって来なかったこと。
できなかったのではなくやらなかった。
自分の時間をお互いが優先しすぎていてどっちかが子供見るならどっちかが休めばいいって子育ては手のかかることで、楽しもうとか家族一緒に思い出を作ろうと言う気持ちはなかった。
彼と子供と過ごして、こんな風にちゃんと家族になれるんだって思った。
たまにでもいいからこうやって遊びたいな。
もし子供ができたらこうやって家族の思い出が欲しいな。それが当たり前のようになればいいな。
なんだか嬉しくて感動してしまった。
帰り駅まで送ってくれて見えなくなるまで手を振ってくれた。
色々辛いこともあったけどここまで大切で愛おしく思える人と続いていけてることで辛いことなんてチャラだ。
彼氏はちょっと口がうますぎて女好きだけどちゃんと一途に見てくれてる。
このまま二人大切に思いあって一途に愛し抜けたらどんなにしあわせだろう。
どうか続いていきますように。
このしあわせも彼との関係性もずっとずっと…